金額の差は、かかる時間の差です
ホームページの制作費は、ほとんどが「人が作業する時間」でできています。印刷物の紙代のような材料費は、ほとんどかかりません。だから金額のちがいは、「だれが、どれだけの時間をかけるか」のちがいです。
たとえば、お客さまが用意した文章と写真を、そのまま載せていく作り方なら、短い期間で形になります。一方で、お客さまの話を聞き、構成を考え、写真を撮りに行き、文章を一から書く作り方もあります。こちらは、数か月かかることもあります。
どちらも、できあがるのは同じ「5ページのサイト」かもしれません。けれど、その裏にある時間がちがうので、金額に10倍の差がつくのは、めずらしいことではありません。
見積書の「一式」を、ひらいてみる
見積書に「制作費 一式」とだけ書かれていると、何が含まれているのか分かりませんよね。比べるときは、金額より先に中身をたずねてみてください。
たとえば、
- 文章はだれが書くのか
- 写真はだれが用意するのか
- スマホでの見え方は、調整してもらえるのか
- 公開したあとの直しは、どこまで頼めるのか
この4つを聞くだけでも、見積もりのちがいはずいぶん見えてきます。
とくによくあるのが、安い見積もりでは「文章と写真はお客さまが用意する」という前提になっていることです。忙しい事業者さんにとっては、実はここがいちばん大変な作業かもしれません。
安いことにも、高いことにも理由があります
安いから手抜き、高いから取りすぎ、とは言い切れません。安い会社は、作業の範囲をしぼることで、価格をおさえています。高い会社は、聞き取りや撮影、細かな調整に時間をかけています。
大切なのは、その金額で「何をしてくれて、何をしてくれないのか」が分かることです。理由をたずねたとき、ていねいに答えてくれる会社なら、どちらの価格帯でも安心して相談できます。
公開したあとの費用も、見ておく
ホームページは、作って終わりではありません。サーバーやドメインの費用、安全に保つための更新、営業時間やメニューの書き換え。公開してからも、小さな費用と手間は続いていきます。
制作費が安くても、直すたびに費用がかかれば、数年で逆転することもあります。見積もりを比べるときは、「3年使い続けたら、合計いくらになるか」で考えてみると、ちがいが見えやすくなります。
比べる前に、目的をひとつ決める
「問い合わせを増やしたい」「求人の応募を集めたい」「名刺がわりに、きちんとした場所がほしい」
目的によって、必要な作りこみは変わります。名刺がわりなら、大がかりな制作はいらないかもしれません。
目的がひとつ決まると、どこにお金をかけて、どこを省くかが決めやすくなります。
金額だけで迷ったときは、一度、目的に戻ってみてください。

